ずいぶんと
生き急いでいたのかな…
ふと、そう思った

必死に手に入れようと
していたのは

即効性のある
まるで
魔法の頓服薬のような
問題解決能力と
昨日とは別天地にいる
知らない顔をした自分

が、そのくせ
「解決した」
「理解した」
と思えたことほど
どれも本質への
「答え」そのものには
なっていなかった

「答え」なんて
どこにもなかった

あるのはいつだって
「問い」だけで
その先には
「問いの深まり」
があっただけ

ゆっくりいこう
そう決めた時

誰に遠慮することなく
何年でも揺らぐ自由
修正と変更を
何度でも自分に許す寛容さ

それから…

すぐには解決しない
どうにもならない状況に
「留まる力」を授かった

しっかりと「留まれた」とき
わたしはようやく初めて
自分の産声をきいた