いつもよりも
早めに眠りについたためか
真夜中に目が覚めた
いけない
部屋の電気を
つけたまま
寝てしまった…
そう思い薄眼を開けると
違った
月あかりだった
天に向かって
斜めに張り出した
二枚の広い
すりガラスの天窓から
しぼりたての
柑橘の果汁のような
月光の滴が
ぽたりぽたりと
落ちてきて
ふたたび目を閉じると
まぶたの水面に
何重もの
波紋を描いた
いつもよりも
早めに眠りについたためか
真夜中に目が覚めた
いけない
部屋の電気を
つけたまま
寝てしまった…
そう思い薄眼を開けると
違った
月あかりだった
天に向かって
斜めに張り出した
二枚の広い
すりガラスの天窓から
しぼりたての
柑橘の果汁のような
月光の滴が
ぽたりぽたりと
落ちてきて
ふたたび目を閉じると
まぶたの水面に
何重もの
波紋を描いた