生きることに
『失敗』なんて
ないと思う

それでも後になってみて

「あの時のあの選択から
何かが少しずつ
ズレて行ったのかもしれない…」

と思う“分岐点”は
誰にでもあるように思う

わたしの場合
そう言う時は決まって
ただ漠然と
『成功』と言う幻想を
手に入れたいと
あくせくしていた

まだ花をつける前の
ゴツゴツと折れ曲った
ふくざつな梅の枝ぶりは
人生の無数の選択肢を
彷彿とさせる

長く撮ってきて
ようやく
気づいたことだが

梅は
天高く駆け上がった
てっぺんにより
複雑に屈曲した
まさか、こんな場所に?と
ハッと驚くような
枝と枝との小さな
“分岐点”にこそ
たわわに花をつける