大学で心理学を学ぶかどうかを悩んだ時、
わたしの心にずっと鳴り響いていたのは、

「心を扱う仕事(カウンセラー)に求められる
”資格”ってなんだろう?」
「そもそも、どんな”資格”が必要なんだろうか?」
「それは、勉強や試験によって
強化されたり、身に着くものなんだろうか?」

 

と言う問いでした。

 

 

このブログのタイトルにも書いた通り、
わたしは「心理士(心理師)」を目指して
大学で学ぶ途上なわけで、来年は4年生。
当然その先には、大学院への進学と言う
定型な選択が待っています。

そして、わたし自身、
”そういうものだ”と少しも疑わずに
これまで過ごしてきました。

 

でも最近、特に”この1か月”くらいの間に、
その”定型コース”を信じてきた自分に対して、

 

「ほんとに?ほんとにそれでいいの?」
「ほんとに、それがわたしの望んでいる未来なの?」

 

と、囁く声がだんだん大きく
聞こえるようになってきたのでした。

 

 

”この1か月”と書きましたが、
やはりベルの件を通して体験した一連の出来事が
大きく影響しているのだと思います。

 

 

そんなモヤモヤした気持ちでいたある日のこと。
本当に、たまたまたと言うか、偶然と言うか、
よく分からないのですが、
アマゾンの書籍のページを
ぼうっと眺めていた時に、
一冊の本に奇妙に吸い寄せられたのです。

 

 

来談者のための治療的面接とは──心理臨床の「質」と公認資格を考える

来談者のための治療的面接とは──心理臨床の「質」と公認資格を考える

  • 作者:増井 武士
  • 発売日: 2019/06/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

それが増井武士先生の
『来談者のための治療的面接とは』
ー心理臨床の「質」と公認資格を考えるー

でした。

 

レビュー数も少なく、
名前も(失礼ながら)初めて知った方の本に
どうしてこんなにも惹かれるのか
自分でも説明ができなかったのですが、
「この本だ!」
と言う確信めいたものはあり、
すぐに購入し、届いてすぐに読み始めました。

 

届いたその本は、
130ページにも満たない、
一見すると、”地味”な風貌をした本でした。
しかも(お堅そうなタイトルに反して)
とても平易な言葉で書かれているのです。

 

 

けれど、わたしが抱き過ぎて、
もう抱えきれなくなっていた”問い”に
まっすぐすぎるくらいに応えようとし、
心を震わせながら紡がれた言葉が
全力でしみこんでくるような本でした。

 

そして、この先どんな形であれ
クライエントと接した時に、
自分が立ちかえるべき「軸」を
真摯に示してくれている本でした。

 

 

響いた言葉がありすぎて、
書ききれませんが、
増井先生が好きな道元禅師の言葉である

「足下照らすもの、あまねく照らす」

 

は、奇しくもわたしが一つ前の記事で書いた、

 

 

hanahiroinoniwa.hatenablog.com

 

「まず、足元からはじめる」
 に通じるものがあり、
とても嬉しかったのと、
それでいいのだと言うエールを
頂いた思いがしました。

 

 

敢えて内容については今回は
あまり触れません。
あなたに、この本には
出逢うべき時に出逢って欲しいから。

 

心理士を目指す方や
臨床現場ですでに働く方に向けて
書かれた本のようですが、
この本は、すべてのカウンセラー、セラピストと言った方に
手にとって欲しいと思う内容でした。

 

 

きょうも、最後までお読みくださり
ありがとうございました^^
さとうみゆき