もうどこに気持ちを置いたらいいのか分からなくなって
なんとなくここへ。

7月の始めから体調に異変を感じ、
老化にプラス、持病のクッシング症が進行しているものとばかり思い、
治療に専念してきたベルですが、
金曜日の精密検査でガンが見つかり、
先生からは
「いつとは言えませんが、残念ですが心構えはしてください」
そう言われました。

「がん」と言う二文字を聴いた瞬間、
自分の周囲がぐにゃりと歪み
視界が外側から内側に向かって
ぐぐぐぐーーーっと音もなく
狭まってゆくような感覚に襲われました。
それ以降は、先生の声は聞こえているのだけど
耳には入っているのだけれど
それを聞いてる自分を遠いところから見つめている
もうひとりの自分が居て、
時々、胃の下の方から持ち上がってくる
嘔吐感を堪えるのに精いっぱいでした。

これまでは「治すための治療」でした。
だから、いつかは・・と思っても、
体重を増やし、薬も増やして、点滴もすれば
以前ほどとは言わないけれど
まだ大丈夫だって思っていました。

でも、もう、その望みもぷっつりと絶たれてしまった。

本当に、もう、本当に、
ベルと過ごす残された時間はわずか・・・

病院から家に戻ってきて、
ベルを失ってしまう心細さで泣きました。
ベルがいない人生なんて考えられず、
どうしよう、後を追えば淋しくないのかな?
それとも先に行って待っていれば
ベルとずっと一緒に居られるのかな?

 

そんなことを考えては泣き・・・
また考えては泣き・・・

そんな二日間が過ぎました。

 

世の中には、動物との暮らしや、
ペットへの思い入れが、
私とは違う人がたくさんいて、
犬が一匹、居なくなってしまうことで
生きるか死ぬかと・・・
こんな風に感じている人間を
おかしいと思う方も多いのだと思う。
「また他の子を飼ったらいいじゃない」
と、むしろ、気丈で居られる人の方が多いのかも知れない。

でも、私にとっては
ベルはベル。
代わりなんていないです。

 

ベルは、わたしがどれだけ愛しても
変わらずそこに居てくれた、
唯一の存在で、
私がこの世で生きていられる
たったひとつの「意味」でした。

ベルが居たから、頑張れたし、
明日も生きようって思えた。
明日も生きてていいんだって思えた。

 

そのベルが居なくなってしまったら、
もう私は何のために生きればいいのか分からない。