人生のあらゆる瞬間を
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美魂(みたま)転写フォトグラファー
さとう美雨(みう)です。

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台風、「いつ来る?!」と構えていたら、
いつの間にやら、無事に通過したみたいでほっとしています。

 

昨日の晩、自分でも、もうすっかり忘れてしまっていた
子供のころのある出来事の夢を見て驚いてしまいました。

 

それは、私が7歳か8歳くらいのお正月休みのこと。

初めて両親と祖母に
自分ひとりで何か料理を作りたいと
(やめておきなさいと制する)母に無理を言って、
台所を貸してもらった時のことでした。

わたしは、野菜置き場から、
数本の万能ネギを取り出し、
3センチくらいの幅に切り分けました。
次にお醤油をボールに入れます。
そこにたっぷりの上白糖をスプーンですくって入れ混ぜ、
先ほどの”生ネギ”をどっさりと投入し、
更によく混ぜ合わせました。

 

なぜ、お醤油と上白糖だったのか?と言うと、
母がこしらえてくれる、
揚げ餅が大好きだった私は、
その味付けがお醤油と上白糖であることを
知っていたからでした。

つまり、お醤油と上白糖で味付けをすれば
なんでも揚げ餅のように美味しくなると
単純にも思っていたのでした。

 

「さあ!できたよ!みんな食べて!」

 

と、私は嬉々としてその「生ネギの和え物」を
テーブルに差し出しました。

 

父、母、祖母が、
小皿に少量ずつそれを取り分け、
箸でべたべたの生ネギを、口にそうっと運んでゆきます。

 

「みーちゃん、これは塩辛くて無理だわ。まずい、食べられんわ。
ばーちゃんは、血圧あがるから、食べるなよ。」

と、すぐに声を発したのは父でした。

(え・・・なんで?絶対に美味しいと思ったのに・・・。)

 

動揺する私の傍らで、母はニコニコしながら、

「みーちゃん、すごく美味しい。よく頑張って作れたね。えらいね。」

と、モグモグわたしの作ったネギを食べてくれています。

(やっぱり、美味しいよね!よかった!)

 

母の感想を聞き、美味しく食べる様子を見届けた後、
私も自分の作った初めての料理、
「生ネギの砂糖醤油和え」に箸をつけました。

 

(ま、まずい・・・何これ・・・?)

 

次の瞬間、先ほどまで、
心から誇らしく感じられた母の笑顔が
とても醜悪なものに思えてきました。

 

(お母さんは、私を喜ばせようとして、嘘をついたんだ!
本当はこれっぽっちも美味しくなんてないのに!)

 

上手くできなかったことへの怒りと悲しさ、
恥ずかしさと、情けなさと、
母に嘘をつかしてしまった申し訳なさと・・

 

これまでの人生で一度も味わったことのない
複雑な感情が私の中を嵐のように駆け巡りました。

 

確か、その後、私は癇癪を起し、
泣きながら料理を残飯入れに捨て、
しばらくふてくされて
誰とも口を利かずにいたことを覚えています。

 

子供心に不思議だったのは、
最初に「まずい」とはっきり言った父には
その場では確かにカッとしたけれど、
さほど恨みはないのに対し、
「美味しい」と娘の頑張りに対して、
精一杯の気遣いを見せてくれた母には、
何かこう解消できない「不信感」のようなものが
生涯を通して残ったことでした。

 

もうとっくに忘れてしまっていた子供のころの
ワンシーン。

 

今更のように夢の中で追体験した、何気ない
こどもの日の出来事。

大人になった今、思うのは、
人と言うものは、案外、
分かりやすく「罵倒」されたり、
「虐げられる」ことでできた傷よりも、
「優しい嘘」や罪のない「善かれの気遣い」で受けた心の傷の方を
長く抱えてしまうものなのでは?と言うことでした。
その「嘘」や「気遣い」が
少なからず「愛」から発せられていると
感覚的に分かっている分、
自分の「傷」に対して無自覚で、
だけど、相手の「傷」には敏感で・・
だからこそ、治りも遅い・・と言うか。

 

子供なら、泣いて、癇癪を起せば良いけれど、
大人になるとやっぱりそうも行かないでしょう?^^;

 

半世紀近く生きた今、
自分の感情のマネジメントで必要なのは、
自分にも他人に対しても
「正直」さの作法と、
「優しい嘘」への包容力、耐久力なのかもなあ・・なんて、
思うのでした。

 

 

 

きょうも、最後までお読みくださり
ありがとうございました^^

 

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